サントリーホールディングスの新浪剛史社長が先日、経済同友会のセミナーで「45歳定年制にして、個人は会社に頼らない仕組みが必要だ」といった発言を行ったことで炎上しました。
私自身がまさにいま45歳ですが、この年齢になると、専門的な能力を持ち合わせた人でない限りは転職したところで、現在の会社の年収を上回ることは困難です。
雇用を流動性を高めることと、年収が上がることはイコールでは無いと思いますので、多くの人は今勤めている会社で仕事を継続するほうが能力を発揮できますし、年功序列の給与体系により高い年収も見込めるでしょう。
いっぽうで、50歳が近づくにつれて、会社内では本人の能力に関わらず、昇進昇格といった評価をされづらくなっていくことも事実です。
会社内で評価をされなくなると、給与をもらうために定年まで働き続けるのがつらくなってきますので、それを踏まえると45歳以降はいつでもFIRE（セミリタイア）できるように、資産運用に取り組んでおくことは重要だと思います。
新浪氏の発言は経営者としての本音が出た部分であり、多くの経営者が思っていることだとは思いますので、我々としては自己防衛を図るようにしていきましょう。
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