上場企業の場合、四半期に一度決算発表がありますが、決算短信では通期業績見通しに対する売上、純利益の進捗率をチェックされる人が多いと思います。

例えば第二四半期決算の場合、売上高、純利益が50%に達していれば、通期業績に対して計画通りに推移していて、業績の下方修正リスクは少ないという風に想定できると思います。

いっぽうで、企業によっては売上高、利益が第4四半期など、特定の時期に集中するところもあります。

たとえば私が保有するメタウォーターにに関しては官公庁需要が多く、売上計上の大半が第4四半期で、第三四半期決算までは赤字です。

そのような企業に関しては、通期業績見通しに対する業績の進捗率が悪いため、四半期決算のたびに売られたり、その後株価が停滞するケースが多いです。

「想定通り」に進捗が悪くて売られる銘柄は、その銘柄を仕込む良いタイミングになるかもしれません。

進捗が悪いのが「想定通り」か否かは、その企業の過去の四半期業績を見ると分かります。

そうした企業は決算説明資料や決算短信で通期業績見通しに関して補足を入れている事も多いので参考になると思います。

なお、第三四半期決算まで通期業績見通しに対して進捗が思わしくなく、本決算の前に毎年のように業績見通しの下方修正を発表する企業も中にはありますので、その辺も、過去のIR情報をさかのぼればチェックすることが可能です。


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