こんにちは、ちうぱんです。
アフィリエイトの作成に「カエレバ」を使っているブロガーさんも多いと思いますが、2019年1月10日以降、突然使えなくなってしまいました。
はじめは「クッキーのエラーかな?」などと軽く考えていたんですが、ブラウザをリロードしても状況は変わらず(泣
原因を調べたら、こういうことでした。
さっそく、ブロガー界隈では大激震が走っているので、事態の概要と今後の対策について、以下にまとめていきます。
「カエレバ」サービス変更の概要
2018年12月にカエレバ運営者のかん吉さんから発表があったとおり、2019年1月初旬(正確には1月10日前後)に、サービス内容の変更が実施されました。
ちなみに、かん吉さんとは、人気ブロガーの菅家伸さんで、ブログ運営ノウハウをまとめた有料kindle書籍がたった4ヶ月で5千部も売り上げたという凄腕です。
さて、話を戻します。カエレバの変更点は以下の3つです。
- Amazonの規約変更により、Amazonから写真などの商品情報を読み込めなくなった(利用者全体で1日あたり8,640回に制限されることになった)
- このため、カエレバのメインデータをAmazonから楽天に移行する(商品画像の取得元と商品名からのリンク先が、Amazonから楽天市場に変更となる)
- 生成されるリンクパーツの見た目は従来と変わらない(下の画像を参照)
実際に、新システムで生成されたアフィリンクを見ても、全く違いが分かりません。
ここまでの説明を読んで、
よかった、影響は少なさそうだ(ホッ
な~んて早とちりした自分を
ブッ飛ばしてやりたい(泣
まじ、影響デカイっす。
Amazon個別商品ページへのリンクが不可に!
カエレバのサービス変更による致命的な影響は以下の3点です。
リンク作成の効率性はもちろん、収益面での悪影響も強く懸念されます。
1.Amazon商品ページからのリンク作成が不可になった(負担増)
まずは、アフィリンクの作成にともなう効率性の問題です。サービス変更により、アフィリンクの作成が、ヒジョーに面倒になります。
これまでのカエレバであれば、リンク作成の手順は下の3ステップでした。
- amazonで商品検索
- ブックマークレットをクリック
- 商品キーワードの入力
はじめにブックマークレットを作ってしまえば、商品検索からアフィリンクの作成まで、ものの30秒ほど。リンク作成の負担感はゼロに近いです。
これほど短時間でアフィリンクが作成可能なのは、リンクしたい商品ページがすぐに見つかるからなんですよね。Amazonでは同一商品の販売者が複数いても、商品ページは共通であり、ここが楽天市場との大きな違いです。さらに、販売業者が複数いる場合、最も販売条件の良いAmazon Primeがデフォルトで表示されます。
一方で、サービス変更後は、楽天市場から商品を検索しなくてはなりません。一度でも楽天市場を使ったことのある人ならご存知のとおり、楽天市場で商品検索をかけると、検索結果に同一商品が数えきれないほど表示されます。
とにかく面倒!
楽天市場の検索結果の中から、最も格安の販売者を人力で探し出す手間は、Amazon検索とは比較にならない労力となります。作業時間にしてみれば、軽く2倍程度になるのではないでしょうか?
2.Amazonで売られていない商品へのリンク作成が不可になった(収益機会減)
上記のとおり、Amazonでの商品検索が使えなくなることにより、作業負担が増えるばかりか、収益機会まで失われる可能性も出てきます。
単刀直入に言えば、Amazonでしか販売されていない商品については、アフィリンクを作成できなくなります。
わかりやすい例では、PB商品であるAmazonベーシック。他にも、発送元が海外(主に中国)の格安商品がAmazonには数多く出品されています。
3.Amazon商品ページへのリンクへのリンク作成が不可になった(収益低下)
さらに、カエレバのサービス変更は、コンバージョン率(収益性)にも大きな悪影響が懸念されます。
従来のカエレバからのアフィリンクであれば、amazonのリンク先は個別の商品ページでした。リンクをたどった勢いで「ポチ」してくださる可能性も大ですよね。
一方で、サービス変更後は、amazonのリンク先は検索結果一覧となります。商品ページまで1クリック多く必要となるため、その分だけ購入率が落ちてしまいます。
新カエレバのリンク先 | 従来のカエレバのリンク先 |
検索結果一覧(低収益) | 個別商品ページ(高収益) |
(例)「バンドエイドウオーターブロック」の検索結果一覧 | (例)「バンドエイドウォーターブロック」の個別商品ページ |
この変更により、収益にどの程度影響があるかは未知数ですが、個人的には割と少なくない影響があるのではないかと思っています。
カエレバ以外の「乗り換え先」候補は?
上記のとおり、今回のカエレバの仕様変更は、高負担となるのは間違いなく、さらに、収益低下への影響も計り知れません。
そこで問題なのが・・・
乗り換え先、はよ!
ということですね。
WordPressサイトの場合
WordPressサイトの場合、避難先はいろいろあります。
わいひらさんのカスタマイズコード
まずは、「寝ログ」の作者わいひらさんが作成してくれたコード。こちら、プラグインではなく、phpファイルに直接コードを埋め込むタイプです。
下の画像はわいひらさんのコードで生成されたアフィリンクです。デザインについては、CSSをいじることで調整できます。
欲を言えば、下のAmazonボタンからのリンク先も、商品ページであれば収益性が高まるかなと思いました。この点については、少しコードを改造すれば変更できると思います。
Rinker(リンカー)
もう一つは、やよいさん作成のプラグイン「Rinker(リンカー)」ですね。お手軽にやりたいなら便利です。
WordPressでの注意事項
上で紹介した、わいひらさんのコードも、Rinkerプラグインも、本当に素晴らしいと思いますし、一人のユーザーとして感謝と敬意を感じます。
ただし、これら2つのいずれも、リンク作成には「ショートコード」を使います。したがって、下記2点のデメリットがあることは理解しておく必要があるでしょう。
1.アフィリンクの表示が遅い
カエレバで生成されるアフィリンクはHTMLであるため、Amazonから商品情報を収集するのはリンク作成時だけです。
一方で、WordPressのショートコードでリンクを作成する場合、閲覧者が当該ページにアクセスするたびに、Amazonから商品情報を収集しなければなりません。結果として、その分だけ画面表示が遅くなります。(いちおう、一定時間は情報がキャッシュされるようです)
2.WordPressの仕様変更で使えなくなる可能性も?
ショートコードはWordPressの独自仕様を土台にしているため、大幅な仕様変更が行われた場合、それまでに作成した全てのショートコードが使えなくなる可能性が、万が一にも無いわけではありません。
そんなことを気にしていたらプラグインなんか使えないわけですが、HTMLでアフィリンクを吐き出すカエレバに比べると、将来への安心感という意味では劣ります。
レンタルブログの場合
当サイトもはてなブログで運営しているわけですが、レンタルブログについては、現時点では打つ手無しという状況です。
カエレバと同じ仕組みのサービスに「AmaQuick」がありますが、いまのところ公式サイト上で特段の情報提供は行われていません。
というわけで、本日は以上っ!本当に困ってます!